2009年 05月 04日 ( 1 )

愛しあってるかい。

お別れは突然やってきて すぐに済んでしまった
いつものような なにげない朝は
知らん顔して僕を起こした

電車は動き出した 豚どもを乗せて
僕を乗せて

次の駅で 僕は降りてしまった
30分泣いた
涙をふいて 電車に乗りこんだ
遅刻してホールについた

僕らは歌い出した
君に聞こえるように 声を張り上げて

空を引き裂いて 君がやって来て
僕らを救ってくれると言った
検屍官と市役所は
君が死んだなんて言うのさ

明日また 楽屋で会おう
新しいギターを見せてあげる



RCサクセションの『ヒッピーに捧ぐ』と言う曲です。
私が聴くたびに何度も涙した曲です。

今朝、忌野清志郎さんが亡くなったとニュースで流れました。
今までどんな芸能人やアーティストの訃報を聞いても
ここまで胸が詰まる事はなかった。

涙が出ました。

なぜか涙が出ました。


その横でパイナップルを食べていた娘が
私の表情に気付いたのか、
フォークに刺さった一口かじったパイナップルを差し出した。
「食べな」。・・・少し心配そうな娘の顔が妙に可笑しかったので
思わず笑ってしまった。そしてそのパイナップルを食べました。


色んな大人がいて、色んな性格があって、
そして子供の頃や純粋に何かに打ち込んでいた時と
同じ気持ちを20年、いや40年近く持ち続けるのは、
容易い事じゃない。
色んな経験や社会や恋愛や・・・・そんな多くのモノが
大人になる為の、いや何が大人かはよく判らないのだが、
世間一般の大人と呼ばれる人に変わっていく。
勿論、私もその一人ではあるのだけれど。

忌野清志郎。この人はたぶん何も変わらなかった人の一人だと。
純粋にロックが好きで、ほとんど変わらないスタイルを40年貫いて、
そして変わらないまま逝ってしまった。
私はそんな清志郎さんが憧れだった。

ロックンローラーで自転車乗りだった。
そんな所も好きだった。


先週末、知人との飲み会で『ヒッピーに捧ぐ』を歌ったら
ドン引きされた。でも、私は満足していた。

この歌をまた今度歌う事があったら、ちゃんと歌えるだろうか。
『スローバラード』よりも大好きなこの歌を。

清志郎さん、ありがとう。
私がまだ少しだけ少年の頃の気持ちを持っていられるのは
あなたに、あなたの歌に出会えたからです。
これからも薄れる事なく持ち続けて行きます。
ありがとう。


ご冥福をお祈りします。
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by kenzy2nd | 2009-05-04 00:54 | 何気ない日々